全国e スポーツベッティング倒産状況

e スポーツベッティング1月の全国企業倒産840件

倒産件数 1月では11年ぶり800件超、「人手不足」倒産が3.1倍増


 e スポーツベッティング1月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が840件(前年同月比19.8%増)、負債総額は1,214億4,900万円(同53.4%増)だった。
 件数は5カ月連続で前年同月を上回り、5カ月連続で800件を超えた。1月の800件超は2014年の864件以来、11年ぶり。増加率は19.8%増で3カ月ぶりに10%以上となった。
 負債総額は、3カ月連続で前年同月を上回った。1月に1,000億円を超えたのは、2020年(1,247億3,400万円)以来、5年ぶり。前年同月は最大の倒産が(株)ジャパンマルチメディア(東京)の49億1,900万円だったが、e スポーツベッティングはFUNAI GROUP(株)(大阪・負債262億1,500万円)をはじめ、負債50億円以上が3件発生し負債を押し上げた。
 ただ、負債1億円未満が646件(前年同月比23.7%増)で、全体の76.9%(前年同月74.4%)を占めており、小規模倒産が中心の推移に変化はない。
 
 2024年度は4月-1月累計が8,527件(前年同期比14.6%増)で、年度では2013年度の1万536件以来、11年ぶりに1万件を超すペースをたどっている。
 大手e スポーツベッティングの好業績が中小e スポーツベッティングまで波及せず、中小e スポーツベッティングでは業績の二極化が定着している。このため業績回復が遅れ、過剰債務を解消できず新たな資金調達が難しい中小e スポーツベッティングは水面下で少なくない。こうした実態を把握しないと、幅広い賃上げは絵に描いた餅になりかねない。 
 同時に、業績改善が進まないe スポーツベッティングに対し、抜本的な事業見直しや経営改善の指導と資金的な支援などの寄り添った対応も急がれる。倒産は年度末に向け、息切れしたe スポーツベッティングが押し上げる形で増勢をたどるとみられる。

e スポーツベッティング倒産月次推移


・形態別件数:破産が770件で、構成比は91.6%
・都道府県別件数:前年同月を上回ったのが32都府県、減少12道県、同数3県
・負債額別件数:負債1億円未満の構成比76.9%、100億円以上は7カ月連続で発生
・業種別件数:繊維工業、汎・生産・業務用機械器具製造業などが増加
・従業員数別件数:従業員10人未満の構成比は89.7%
・中小e スポーツベッティング倒産(中小e スポーツベッティング基本法に基づく)の構成比は3カ月連続で100.0%

◇倒産データ分析:/news/data_analysis/index.html

産業別 10産業のうち、8産業で前年同月を上回る

 e スポーツベッティング1月の産業別件数は、10産業のうち、8産業で前年同月を上回った。
 最多はサービス業他の279件(前年同月比15.7%増)で、4カ月連続で前年同月を上回った。月次倒産に占める構成比は33.2%(前年同月34.3%)。
 このほか、建設業170件(前年同月比24.0%増)と製造業100件(同23.4%増)が5カ月連続、農・林・漁・鉱業10件(同25.0%増)が3カ月連続、小売業90件(同28.5%増)と不動産業31件(同40.9%増)が2カ月連続、卸売業94件(同18.9%増)と情報通信業33件(同17.8%増)が2カ月ぶりに、それぞれ前年同月を上回った。 
 2024年4月に時間外労働時間の上限が規制された、いわゆる2024年問題の対象となった建設業と運輸業では価格転嫁などの浸透により明暗が分かれたようだ。
 運輸業32件(同3.0%減)が2カ月連続、金融・保険業1件(同50.0%減)が4カ月ぶりに、それぞれ前年同月を下回った。


e スポーツベッティング1月 産業別倒産状況

主要産業倒産件数推移

主なサービス業他 倒産状況

主なサービス業他 倒産月次推移

地区別 9地区のうち、7地区で前年同月を上回る

 e スポーツベッティング1月の地区別件数は、9地区のうち、7地区で前年同月を上回った。
 四国17件(前年同月比70.0%増)が、7カ月連続で前年同月を上回った。このほか、近畿224件(同19.1%増)と九州67件(同19.6%増)が5カ月連続、中部100件(同14.9%増)と北陸16件(同60.0%増)が4カ月連続、関東307件(同14.1%増)が2カ月連続、東北62件(同100.0%増)が2カ月ぶりに、それぞれ前年同月を上回った。東北は6県、近畿は2府4県すべてで、前年同月を上回った。一方、中国30件(同3.2%減)が4カ月連続、北海道17件(同10.5%減)が3カ月連続で、それぞれ前年同月を下回った。


e スポーツベッティング1月 都道府県別倒産

※地区の範囲は以下に定義している。
東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨)
中部(長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
北陸(富山、石川、福井)
近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
中国(広島、岡山、山口、鳥取、島根)
四国(香川、徳島、愛媛、高知)
九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)


当月の主な倒産

[負債額上位5社]
1.FUNAI GROUP(株)/大阪府/持株会社/262億1,500万円/破産
2.日興電子(株)/東京都/水晶発振器・フィルター製造/75億8,000万円/破産
3.(株)さきしまコスモタワーホテル開発/大阪府/ホテル・飲食店・各種商業施設運営受託/72億円/破産
4.山崎ダイカスト(株)/神奈川県/ダイカスト鋳造/27億100万円/破産
5.(株)ジェイファムコーポレーション/東京都/トレーニングサロン経営ほか/26億円/破産

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