• TSR速報

ジュピターコーヒー(株)

※ジュピターコーヒーの店舗

※ジュピターコーヒーの店舗

 ジュピターコーヒー(株)(文京区)は1月5日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。申請代理人は築留康夫弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、千代田区大手町1-1-2)。監督委員には川瀬庸爾弁護士(濱田法律事務所、千代田区内幸町2-2-2)が選任された。
 負債総額は債権者約320人に対して約60億円。

 コーヒー豆を中心に菓子類、乾物などの小売店「Jupiter(ジュピター)」を全国に91店舗(2024年3月時点)展開。6000種類を超える飲食料品を扱い、店舗数の拡大と知名度上昇から事業が拡大し、2021年7月期は売上高102億8190万円をあげていた。

 しかし、主力のコーヒー豆価格の上昇に伴う採算性の悪化や出店への投資負担が嵩み、借入金やリースへの依存度が上昇。低い採算性から内部留保の蓄積が遅れるなか、2025年に入ると金融債務の返済猶予を要請した。その後、粉飾決算が発覚し信用が大きく低下。業績低迷や多額の修正損を計上するなど2025年7月期は債務超過に転落した。スポンサー探索を継続するなか、今回の措置となった。

 なお、スポンサーとしてスポーツ ベッティング国再生ファンドのネクスト・キャピタル・パートナーズ(株)(TSRコード:296421731、法人番号:5010001095752、千代田区)と契約済みで、三井住友銀行がDIPファイナンスを提供する。

※ジュピターコーヒー(株)(TSRコード:292914610、法人番号:9010001003835、文京区本駒込4-41-4、設立1979(昭和54)年8月、資本金5000万円)
※ネクスト・キャピタル・パートナーズ(株)(TSRコード:296421731、法人番号:5010001095752、千代田区)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「調剤薬局」の倒産が止まらない、過去最多の38件 大手は統合再編へ、小規模店は倒産が加速

2025年に倒産した「調剤薬局」は、38件(前年比35.7%増)と大幅に増加し、過去最多を更新した。 これまで最多だった前年の28件をさらに10件上回り、2年連続で過去最多を更新した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「訪問介護」倒産 91件、3年連続で最多更新 「売上不振」が 8割超、マイナス改定が重しに

介護報酬のマイナス改定やヘルパー不足などで深刻な経営環境にある訪問介護業界の倒産が、2025年は91件(前年比12.3%増)で調査開始以来、過去最多だったことがわかった。

3

  • TSRデータインサイト

2025年の「粉もん」倒産 過去最多の28件 物価高、人手不足が直撃、近畿が7割超える

物価高がお好み焼き・焼きそば・たこ焼き店など、いわゆる「粉もん」を直撃している。2025年の「粉もん」店の倒産は、集計を開始した2009年以降、最多の28件(前年比33.3%増)を記録したことがわかった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年の「人手不足」倒産は過去最多の397件 「賃上げ疲れ」が顕在化、「従業員退職」が1.5倍増

2025年の「人手不足」倒産が過去最多となった。人手不足が深刻さを増すなか、2025年の「人手不足」に起因する倒産が4年連続で前年を上回り、過去最多の397件(前年比35.9%増)に達したことがわかった。

5

  • TSRデータインサイト

2025年「介護事業者」倒産 過去最多の176件 「訪問介護」の倒産が突出、認知症GHも増加

2025年の介護事業者(老人福祉・介護事業)の倒産は、176件(前年比2.3%増)で、2年連続で最多を更新した。コロナ禍前の2019年(111件)と比べ、約6割増えた。求人難15件を中心に「人手不足」倒産が29件(前年比45.0%増)と最多を更新した。

TOPへ