npbスポーツベッティング100年へ紡ぐ「守旧・開新」の志 ~福岡信用金庫・野見山幸弘理事長 インタビュー~ 2026/2/4
天神ビッグバンをはじめ福岡という都市が劇的な変貌を遂げる中、地域金融機関には今、激変する経済環境への適応と、不変の理念の両立が問われている。弊社では、2025年9月に創業100周年という記念すべき節目を迎えた福岡信用金庫に着目。効率化の波が押し寄せる金融界において、同金庫がなぜ「フェイストゥフェイスの寄り添い」を貫き続けるのか。 2024年6月に理事長に就任した野見山幸弘氏に、これまでの歩みと、新ブランドコンセプト「きになるしんきん」に込めたnpbスポーツベッティング100年への覚悟を聞いた。
野見山幸弘(のみやま ゆきひろ)理事長
福岡県出身。1984年福岡大卒、入庫。博多北、野芥、西新各支店長、本店長、審査管理部長を経て2015年6月常勤理事、19年6月常務理事、24年6月理事長。
―創業100周年を迎えた。理事長としての覚悟は
「世の中のため、直接お役に立てる仕事に就きたい」。そんな想いから、私は1984年に福岡信用金庫に就職した。以来41年、バブル突入からその崩壊、リーマンショック、そしてコロナ禍と、様変わりする地域経済の最前線を見つめ続けてきた。昨年度理事長に就任し、迎えた創業100周年。今、私の胸にあるのは、長年当金庫を支えてくださった地域のお客様、そして共に歩んできた職員への深い感謝だ。100年という歴史の重みを背負い、その信頼に恥じぬ仕事を完遂する。それが私の揺るぎない覚悟である。

インタビューに応じる野見山理事長
―100周年を機に掲げたブランドコンセプト「きになるしんきん」には、どのような想いや狙いがあるのか
100周年を機に掲げた「きになるしんきん」というブランドコンセプト。ここには、福岡の街に深く根を張り、この街を支え、この街の夢を叶えていく「大きな木」のような存在でありたいという願いと、お客様にとっていつも「気になる」存在となるようにという二つの意味を込めている。このプロジェクトでは、若手職員約30名が自律的に動き、自ら歌詞を紡いでイメージソングまで作り上げた。 「自分たちが変わらなければならない」と危機感を抱き、知名度向上へ向けて熱く議論する彼らの姿は、私にとって何よりの財産だ。地域に愛され、常に気に留めていただける存在を目指し、我々は新たな一歩を踏み出す。
―野見山理事長が掲げる「守旧・開新」の真意とは。また、「金利ある世界」にどう向き合うのか
私が大切にしている「守旧・開新」という言葉にはnpbスポーツベッティングような意味がある。地域繁栄に貢献するという信用金庫の本分を貫く「守旧」。そして、激変する時代に即して新しい道を切り拓く「開新」だ。今、世界は再び金利のある時代へと戻ろうとしている。金利のある時代を知らない職員が大半の中、この環境変化への対応は未知の領域だが、恐れる必要はない。大切な伝統を守り抜くためにこそ、我々は古い殻を破り、新しいことへ果敢にチャレンジし続けなければならないのだ。
―「地道な対面営業」を貫く理由は
金融界では今、店舗の統廃合やデジタル化による効率化・生産性向上が叫ばれている。しかし、我々はあえて逆を行く。効率化だけを追い求めれば、信用金庫としての「らしさ」は失われてしまうからだ。 我々の強みは、フェイストゥフェイスでお客様に寄り添う地道な伴走支援にある。大手の資本力ではカバーしきれない、地域を支える中小・零細npbスポーツベッティングの一番の相談相手になること。非効率に見える対面営業こそが、他行には真似できない我々だけの究極の差別化戦略となる。
―信用金庫が成長し続けるために必要な人材像とはどのようなものか
今の時代は「タイムパフォーマンス」が重視され、合理的でドライな価値観も広がっている。だが、機械化やシステム化だけでは信用金庫は成長しない。求めるのは、地域のために何ができるかを自ら考え、行動し、結果を出す「自律」した人材だ。人が成長して初めて、金庫も成長できる。時代の流れを理解しつつも、個々が「信用金庫とは何か」を問い続け、自己研鑽に励む集団であり続けたい。
―金利などの「条件」ではなく、顧客との「繋がり」こそが本質であると実感した象徴的なエピソードを挙げてもらいたい
先日、ある経営者の方にご挨拶に伺った際、忘れられない言葉をいただいた。かつて苦しい境遇にあった頃からお付き合いを始めたその社長は、現在、他行から1%を大幅に切る破格の金利提示を受けておられたが、社長は私にこうおっしゃった。「他行から安い金利の提示があったが、私は金利が高くてもいいから、かつて自分が大変だった時に寄り添い助けてくれた福岡信用金庫に面倒を見てもらいたい。」と。私は震えるほど嬉しかった。条件(数字)だけではない、人との繋がりこそが我々の仕事の真髄なのだと、心の底から実感した瞬間だった。
―最後に読者へメッセージを
活況を呈する福岡の街にも、物価高や人手不足に苦しむ「影」の部分は必ず存在する。我々の仕事は資金を出して終わりではない。一社一社に人生があり、従業員がおり、生活がある。その重みを背負い、一歩踏み込んで相談に乗る「伴走支援」こそが我々の使命だ。100周年はあくまで通過点。150年、200年先も「福岡信用金庫があってよかった」と一人でも多くのお客様に思っていただけるよう、我々はこれからも地元の皆様の最も近くで、汗をかき、共に歩み続けていく。
2026/2/4